楽天市場集客におけるRMSのアクセス人数の定義とは?|楽天市場EC用語解説

楽天市場EC用語解説

 

こんにちは、楽天市場専門ECコンサルタントです。

・売上を伸ばすにはまずアクセスを集めなければいけない
・何よりも集客強化が最優先だ
・自店舗に最適なトラフィックの集め方を早急に見つけなければならない

など、楽天市場ビジネスの現場では年中このような会話を耳にしますよね。

 

しかし、この「楽天市場におけるアクセス人数」の定義について説明を求められた際、果たしてどれぐらいの人がキチンと正しく説明できるでしょうか?

恐らく、少し曖昧な認識の方が多いのではないかと思います。

 

そこで、改めて知識を整理する意味で、この「楽天市場集客におけるアクセス人数の定義」について今回は解説していきたいと思います。

 

楽天市場集客におけるRMSのアクセス人数の定義とは?|楽天市場EC用語解説

【楽天市場】楽天EC集客におけるRMSのアクセス人数とは?

 

まず大前提として、楽天市場集客におけるRMSのアクセス人数とは、

・ページを閲覧した人数

を指します。

 

これは楽天市場ビジネスに従事している人であれば、当たり前に誰もが理解している意味ですよね。

 

しかし、実は、この「楽天市場集客におけるRMSのアクセス人数の定義」は、2020年を境に在り方が大きく変わったことはご存知でしょうか?

もしかしたら、楽天市場ビジネス歴が長いベテラン勢の中には認識が食い違っている方も少なくないかもしれません。

 

【楽天市場】楽天EC集客におけるアクセス人数の定義の2020年以降の変更点

 

まず、2020年までは、楽天ではアクセス人数はcookie情報(クッキー情報)をもとにして数えられていました。

それによって、例えば、1台の端末(PCやスマホやタブレットなど)からだと複数人がアクセスしたとしても、RMS上ではそのアクセス人数は「1人」としかカウントされていませんでした。

 

しかし現在は、30分以内のページへの訪問を「1人」としてカウントし、仮に30分を経過した後に再度訪問した場合にもまた「1人」としてカウントされる仕組みになっており、そのため、2020年以降の今は以前よりもアクセス人数が多く見えるカウント方式に変更されているのです。

 

【楽天市場】楽天EC集客における現在のアクセス人数表示観点での注意点

 

上記でお伝えの通り、この2020年以降のアクセス人数の定義や在り方の変更によって、アクセス人数が以前よりも多く表示されるようになっており、一見すると、アクセス人数が増えたかのような錯覚を起こしやすい環境になっています。

それによって起こる問題点としては、本来よりもアクセス人数が多く計上されることで、逆に、その影響から転換率(CVR)は低く表示されてしまうことが挙げられます。

もしかしたら、ここ数年で以前よりも転換率(CVR)が下がってきているとお悩みの方もいらっしゃるかもしれませんが、この2020年以降の楽天市場集客におけるアクセス人数の定義変更が原因の可能性もありますので、一度その観点で指標の分析をなさってみることをおすすめいたします。

 

【楽天市場】今後の楽天ECビジネス運営のためのワンポイントアドバイス

 

2020年以降、楽天市場集客におけるアクセス人数の定義が変わったことで、2020年以前の過去データが分析のため参考材料にならなくなってしまったと言えます。

そのため、RMSでの分析や事業の現状を捉える方法として、現在のアクセス人数と転換率(CVR)の2つの指標を額面通りに受け止めていくのは、参考にはなれど、重要な意思決定を下す直接の材料としては的確だとは言えません。

 

ただ、以前から変わらない指標もあります。

 

それは、

・販売個数
・売上金額

です。

 

この販売個数と売上金額に関しては、今後も仮に楽天側でいつどのようなRMSの仕様変更を行ってきたとしても、絶対に変わることのない指標です。

普段からの販促活動やRPP等の広告運用においても、この販売個数と売上金額の動きを見ることで、どのような結果だったのか、成功だったのか失敗だったのかを判断していくということです。

 

楽天市場をはじめとして、ECビジネスの世界においては、

・売上=アクセス人数×転換率×客単価

いわゆる「売上の公式」というこの概念は、今の時代、もう一般論的に定着しているところもあります。

 

しかし、その公式を形成するひとつひとつの指標は、今回解説させていただいたようにモール側によってその在り方は簡単に変わってしまいます。

その視点を忘れず、どんな環境下においても適切な分析や判断が行っていける環境作りは、実は楽天市場ビジネスの運営においてはとても重要なポイントなんですね。

 

【まとめ】楽天市場集客におけるRMSのアクセス人数の定義とは?|楽天市場EC用語解説

 

いかがでしたでしょうか?

楽天市場集客におけるRMSのアクセス人数の定義、意外と明確にはご存じなかった方も多かったのではないでしょうか。

 

今後もらく部では、日本全国の楽天市場ビジネスに従事されていらっしゃる皆さまのお役に立つ情報をお届けしていきます。

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以上、

 

楽天市場集客におけるRMSのアクセス人数の定義とは?|楽天市場EC用語解説

 

と題しまして、楽天市場ビジネスにおけるアクセス人数定義の移り変わりや、それに付随する楽天市場ビジネス運営のコツについての解説でした。

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