楽天CPA広告とは?メリットやデメリットから運用のコツまで詳細に解説

楽天市場広告

 

楽天CPA広告(効果保証型広告)の性質や使い方がいまいちよく分からないというお声は、普段から楽天店舗向けのコンサルティングの現場でもよく耳にします。

楽天市場の運用型広告は、楽天RPP広告やクーポンアドバンス広告(運用型クーポン広告)をはじめ、以前と比べるとかなりその種類も増え、それぞれの運用型広告の使い方を理解するだけでも大変な時代ですよね。

 

そこで、本記事ではそんな楽天CPA広告(効果保証型広告)について、広告の使い方から、メリットとデメリット、具体的な設定方法や運用のコツまで、幅広く詳細に解説していきます。

少し長めの記事になりますが、今回もぜひ最後までお付き合いください!

 

※本記事は2024年9月時点での執筆記事です。ご覧になられるタイミングによっては最新情報ではない可能性がございますため予めご了承ください。

 

楽天CPA広告とは?メリットやデメリットから運用のコツまで詳細に解説

  1. 楽天CPA広告(効果保証型広告)とは?
  2. 楽天CPA広告(効果保証型広告)の特徴
  3. 楽天CPA広告(効果保証型広告)が表示される配信先
  4. 楽天CPA広告(効果保証型広告)の費用
  5. 楽天CPA広告(効果保証型広告)のメリット
    1. 【楽天CPA広告のメリット①】配信設定がとてもシンプル
    2. 【楽天CPA広告のメリット②】楽天市場内での露出を増やせる
    3. 【楽天CPA広告のメリット③】入稿作業や細かい設定等が一切不要
    4. 【楽天CPA広告のメリット④】成果報酬型のためリスクが少ない
    5. 【楽天CPA広告のメリット⑤】ROAS(費用対効果)500%が保証されている
    6. 【楽天CPA広告のメリット⑥】掲載や露出だけでは費用は発生しない
  6. 楽天CPA広告(効果保証型広告)のデメリット
    1. 【楽天CPA広告のデメリット①】予算上限設定ができない
    2. 【楽天CPA広告のデメリット②】広告配信先が指定できない
    3. 【楽天CPA広告のデメリット③】掲載保証はない
    4. 【楽天CPA広告のデメリット④】広告クリックから720時間以内の購入が全て広告費の対象になる
    5. 【楽天CPA広告のデメリット⑤】楽天スーパーアフィリエイトと楽天CPA広告の両方をクリックして商品を購入した場合は両方とも課金される
    6. 【楽天CPA広告のデメリット⑥】商品画像1に設定中の画像が強制的に広告クリエイティブになる
  7. 楽天CPA広告(効果保証型広告)の設定方法
    1. 【楽天CPA広告の設定方法①】広告配信設定
    2. 【楽天CPA広告の設定方法②】除外商品設定
  8. 楽天CPA広告(効果保証型広告)の運用効果を高めるための重要なポイント
    1. 【楽天CPA広告運用のポイント①】利益率の高い商品を出稿する
    2. 【楽天CPA広告運用のポイント②】商品画像1は魅力的な画像に
    3. 【楽天CPA広告運用のポイント③】市場内イベント開催時に配信する
  9. 楽天CPA広告(効果保証型広告)の運用していく上での注意点
    1. 【楽天CPA広告運用の注意点①】低利益商品の除外設定を忘れない
    2. 【楽天CPA広告運用の注意点②】広告予算上限は設定できない
    3. 【楽天CPA広告運用の注意点③】広告の配信先は指定できない
  10. 【補足】楽天市場内の楽天CPA広告(効果保証型広告)以外の運用型広告について
    1. 楽天RPP広告(検索連動型広告)
    2. クーポンアドバンス広告(運用型クーポン広告)
    3. TDA広告(ターゲティングディスプレイ広告)
    4. RPPエクスパンション(RPP-EXP)
    5. TDAエクスパンション(TDA-EXP)
  11. 【まとめ】楽天CPA広告とは?メリットやデメリットから運用のコツまで詳細に解説

楽天CPA広告(効果保証型広告)とは?

 

楽天CPA広告(効果保証型広告)とはその名の通り、仕組み上、広告効果が保証されている広告で、広告費用は広告経由で発生した売上に対して発生します。

ちなみに、楽天CPA広告(効果保証型広告)の「CPA」とは「Cost per Action」の略称のことです。

 

楽天市場には新規ユーザー獲得に費用対効果が高い「楽天RPP広告」や、リピーター獲得に強い「クーポンアドバンス広告(CA広告)」など、非常に多くの広告メニューがありますが、いずれもクリック課金型広告のため、クリックによる広告費発生と店舗側の売上発生がイコールではない点が特徴です。

その反面、楽天CPA広告(効果保証型広告)は、発生した売上に対する20%を広告費として支払う成果報酬型広告のため、この点がその他の運用型広告と大きく異なるポイントです。

 

楽天CPA広告(効果保証型広告)の特徴

 

楽天CPA広告(効果保証型広告)は、クリック後の売上発生に対してのみ費用が発生する、成果報酬型であることが特徴的な広告メニューです。

楽天CPA広告(効果保証型広告)では、楽天市場をはじめとする楽天グループサービス内の様々なメディアに自動的に商品広告が配信される仕組みになっています。

 

広告運用を開始すると、商品選定から配信まですべてが自動制御されており、店舗側では配信先の指定もできないなど、完全に楽天側のシステムにおまかせ状態になります。

また、楽天CPA広告(効果保証型広告)の配信方法には、「コンテンツマッチ」と「ユーザマッチ」という2つのマッチタイプが存在し、それらによって効果的なアプローチを可能にしている点も特徴です。

 

楽天CPA広告(効果保証型広告)が表示される配信先

 

続いて、楽天CPA広告(効果保証型広告)が表示される配信先ですが、前述の通り、この広告は楽天市場をはじめとする楽天グループサービス内の様々なメディアに自動的に商品広告が配信される仕組みになっています。

具体的には、楽天市場のジャンルトップページ、特集・イベントトップページ、楽天グループサービス、メールマガジンなどのページ上に掲載され、配信方法には「コンテンツマッチ」と「ユーザーマッチ」があります。

 

【ジャンルトップページ/PC】

画像引用元:楽天RMS

 

【ジャンルトップページ/スマホ】

画像引用元:楽天RMS

 

【特集・イベントページ/PC】

画像引用元:楽天RMS

 

【特集・イベントページ/スマホ】

画像引用元:楽天RMS

 

【楽天グループサービス/PC】

画像引用元:楽天RMS

 

【楽天グループサービス/スマホ】

画像引用元:楽天RMS

 

楽天CPA広告(効果保証型広告)の費用

 

続いて、楽天CPA広告(効果保証型広告)の費用についてです。

 

楽天CPA広告(効果保証型広告)は、広告経由で発生した売上に対して20%の費用が請求される、成果報酬型の広告メニューです。

広告をクリックしても購入に至らなかった場合は広告費用が発生しないため、広告に対して苦手意識のある方でもやりやすい広告と言えるかもしれません。

 

ただし、広告を踏んでから720時間(30日)以内の売上がすべて課金対象となる点や、ROAS(費用対効果)が500%に固定される点から、その他の運用型広告である楽天RPP広告やクーポンアドバンス広告(運用型クーポン広告)よりも、費用対効果が限定的になったり悪くなる場合も少なくないため、その点は注意が必要です。

また、720時間(30日)以内のリピート購入分や、同じカゴに入っている他商品も請求対象になってしまうため、その点にも注意してください。

 

楽天CPA広告(効果保証型広告)のメリット

 

続いて、楽天CPA広告(効果保証型広告)のメリットを、ここでは以下6つについて解説していきます。

 

【楽天CPA広告のメリット①】配信設定がとてもシンプル

 

まず1つ目のメリットは、配信設定がとてもシンプルな点です。

 

楽天CPA広告(効果保証型広告)の配信開始設定はとてもシンプルな設計で、プロモーションメニューから「効果保証型広告(楽天CPA広告)」を選択して、広告配信ステータスを「有効」に切り替えるだけで利用を開始することができます。

その他の楽天市場の運用型広告メニューでは、キャンペーン設定やセグメント設定やクリック単価の入札設定、広告によっては広告クリエイティブの入稿作業が必要なものもありますが、楽天CPA広告(効果保証型広告)ではその工程や手間が一切かかりません。

 

素早く広告配信が開始でき、成果発生時のみ広告費が請求される楽天CPA広告(効果保証型広告)は、そういった意味では唯一無二の広告メニューと言えるでしょう。

 

【楽天CPA広告のメリット②】楽天市場内での露出を増やせる

 

続いて2つ目のメリットは、楽天市場内での露出を増やせる点です。

 

楽天RPP広告やクーポンアドバンス広告(CA広告)などは、楽天市場内での露出拡大という点では非常に有効な運用型広告ですが、楽天市場外のユーザーへのアプローチに関しては不向きです。

 

もちろん言わずもがな、楽天市場内ユーザーの自店舗への集客は重要ですが、楽天市場の外にいるユーザーへもアプローチができれば、自店舗への総集客数が増えることは間違いありません。

また、楽天CPA広告(効果保証型広告)の広告費は、広告経由売上の20%が費用として請求される成果報酬型のため、楽天市場内での露出であろうと楽天市場外での露出であろうと、店舗側へのデメリットはまったくありません。

 

楽天RPP広告やクーポンアドバンス広告(CA広告)など、楽天市場内のユーザーが対象の広告で競合との戦いに疲弊している状況であれば、一度、楽天CPA広告(効果保証型広告)でどのような結果が出るかを試してみるのも良いかもしれません。

 

【楽天CPA広告のメリット③】入稿作業や細かい設定等が一切不要

 

続いて3つ目のメリットは、入稿作業や細かい設定等が一切不要な点です。

 

楽天市場内で同様にバナー広告露出によって配信する広告メニューに、TDA広告(ターゲティングディスプレイ広告)がありますが、TDA広告(ターゲティングディスプレイ広告)は広告クリエイティブの準備や入稿が必要であるのに対して、楽天CPA広告(効果保証型広告)ではその一切が不要になっています。

楽天CPA広告(効果保証型広告)では、商品情報や画像は商品ページから自動的に取得される仕組みのため、店舗側は商品登録を行うだけで広告を配信することが可能です。

 

【楽天CPA広告のメリット④】成果報酬型のためリスクが少ない

 

続いて4つ目のメリットは、成果報酬型のためリスクが少ない点です。

 

楽天CPA広告(効果保証型広告)の最大の特徴は、やはり課金タイプが成果報酬型であるという点です。

そのため、楽天CPA広告(効果保証型広告)は、無駄な広告費の発生リスクが非常に低い広告であると言えます。

 

特に、これから初めて広告運用をスタートされる店舗や、決まった予算内で広告運用を行いたい店舗にとっては、この楽天CPA広告(効果保証型広告)の成果報酬型の仕組みは非常に魅力的に感じるかもしれません。

 

【楽天CPA広告のメリット⑤】ROAS(費用対効果)500%が保証されている

 

続いて5つ目のメリットは、ROAS(費用対効果)500%が保証されている点です。

 

楽天CPA広告(効果保証型広告)は、広告経由で発生した売上に対して20%の費用が請求される仕組みの、ROAS500%という効果が保証されている運用型広告です。

これは、仮に広告費が1円かかったとして、少なくとも5円の売上が必ず得られるということを意味しています。

そのため、楽天CPA広告(効果保証型広告)は、店舗としては安心して運用しやすい広告と言えます。

 

楽天RMS上に登録中の商品が自動的に広告配信される仕様のため、店舗側でハンドリングできる機能は除外設定だけですが、利益率の低い商品が配信対象外になるように調整するだけでも、楽天CPA広告(効果保証型広告)の広告効果は大きく伸ばせる可能性があります。

 

【楽天CPA広告のメリット⑥】掲載や露出だけでは費用は発生しない

 

続いて6つ目のメリットは、掲載や露出だけでは費用は発生しない点です。

 

楽天CPA広告(効果保証型広告)は、掲載や露出だけでは費用が発生しない成果報酬型のため、他の運用型広告と比べると無駄な費用が発生しづらい点は、やはり大きな魅力でありメリットです。

また、確実な費用対効果が見込めるROAS500%保証広告のため、出店したばかりのまだ経験が浅い店舗でも取り組みやすい広告であると言えます。

 

楽天CPA広告(効果保証型広告)のデメリット

 

続いて、楽天CPA広告(効果保証型広告)のデメリットを、ここでは以下6つについて解説していきます。

 

【楽天CPA広告のデメリット①】予算上限設定ができない

 

まず1つ目のデメリットは、予算上限設定ができない点です。

 

楽天市場内の多くの運用型広告メニューでは、予算上限設定が可能になっています。

この機能があることにより、思わぬ広告費の使いすぎや決められた広告予算の超過を防ぐことができやすくなっています。

 

しかし、楽天CPA広告(効果保証型広告)には、この予算上限設定機能が存在していません。

これは、思わぬ広告費の使いすぎや決められた広告予算の超過リスクを意味します。

 

そのため、もし楽天CPA広告(効果保証型広告)を運用する場合は、日々の広告配信状況のモニタリングによる適切な広告予算管理が必須となる点は、十分注意してください。

 

【楽天CPA広告のデメリット②】広告配信先が指定できない

 

続いて2つ目のデメリットは、広告配信先が指定できない点です。

 

楽天CPA広告(効果保証型広告)は、楽天市場内外でどこに広告を出すかなど、広告配信先をこちらから指定することはできない仕様になっています。

これは、販売戦略上、年齢層や性別など、特定のターゲットに向けた広告配信を行いたい店舗からすると制約と感じる部分でしょう。

 

この点を踏まえた上で、幅広い層がターゲットとなるような商品を中心に露出できるよう、楽天CPA広告(効果保証型広告)を運用するにあたっては除外設定による露出商品の絞り込みは事前に必ず行うようにしましょう。

 

【楽天CPA広告のデメリット③】掲載保証はない

 

続いて3つ目のデメリットは、掲載保証はない点です。

 

楽天CPA広告(効果保証型広告)は、広告掲載枠を事前に購入して確保する仕組みではないため、広告の掲載が保証されているわけではありません。

また、コンテンツマッチやユーザマッチの配信先、広告が掲載される場所、いつ掲載されるかなども、店舗側で指定や管理を行うことはできません。

 

この点も、楽天CPA広告(効果保証型広告)を運用する上ではデメリットと言えます。

 

【楽天CPA広告のデメリット④】広告クリックから720時間以内の購入が全て広告費の対象になる

 

続いて4つ目のデメリットは、広告クリックから720時間以内の購入が全て広告費の対象になる点です。

 

楽天CPA広告(効果保証型広告)では、広告クリック後、720時間(30日)以内の購入がすべて、広告費の発生対象となる仕組みです。

そのため、長期間カートに入ったまま放置されていても、720時間(30日)以内に購入されれば広告費が発生するので注意が必要です。

 

その他、720時間(30日)以内のリピート購入も対象、また、楽天CPA広告(効果保証型広告)経由の商品と一緒にカゴに入っている商品も対象となるため、事前に必ず認識しておいてください。

 

【楽天CPA広告のデメリット⑤】楽天スーパーアフィリエイトと楽天CPA広告の両方をクリックして商品を購入した場合は両方とも課金される

 

続いて5つ目のデメリットは、楽天スーパーアフィリエイトと楽天CPA広告(効果保証型広告)の両方をクリックして商品を購入した場合は両方とも課金される点です。

 

これも上記に通じるお話ですが、仮に購入された商品が、購入前に楽天スーパーアフィリエイトと楽天CPA広告(効果保証型広告)をどちらも踏んでいた場合、どちらも課金される仕組みになっています。

店舗側の立場からすれば、なかなか納得できにくいあまりに理不尽な内容ですが、仕組上どうしようもない問題のため、これもまずは事前にその事実を認識しておくことが肝要です。

 

【楽天CPA広告のデメリット⑥】商品画像1に設定中の画像が強制的に広告クリエイティブになる

 

続いて6つ目のデメリットは、商品画像1に設定中の画像が強制的に広告クリエイティブになる点です。

 

楽天市場では、ユーザーに商品をアピールするためのクリエイティブ(=画像)は極めて重要な存在です。

それは広告においても同様です。

 

楽天CPA広告(効果保証型広告)では、その広告クリエイティブとして表示される画像には、商品詳細にて「商品画像1」として設定しているクリエイティブが自動で強制的に表示されます。

そのため、楽天市場ではすべての面において、「商品画像1」は、高品質、且つ、ユーザーにとって魅力的なクリエイティブであることが必須要件なのです。

 

しっかりと認識しておきましょう。

 

楽天CPA広告(効果保証型広告)の設定方法

 

続いては、楽天CPA広告(効果保証型広告)の設定方法です。

 

【楽天CPA広告の設定方法①】広告配信設定

 

楽天CPA広告(効果保証型広告)の配信開始設定は、広告初心者でも簡単に行えるようシンプルに構成されています。

手順は以下の通りです。

 

楽天RMSトップ>広告・アフィリエイト・楽天大学>1 広告(プロモーションメニュー)>効果保証型広告(楽天CPA広告)>配信ステータスの確認・変更>広告配信ステータスのラジオボタン「有効」をクリック>規約を確認してチェックボックスをチェック>設定するボタンをクリック

 

設定するボタンをクリック後、24時間以内に広告配信が自動的に開始されます。

 

【楽天CPA広告の設定方法②】除外商品設定

 

もし特定の商品を楽天CPA広告(効果保証型広告)の配信対象から除外したい場合は、メニューの「除外商品」タブをクリックし、対象商品データのCSV形式でのアップロードが必要です。

 

指定ファイルは、「ファイルフォーマットサンプル」をクリックするとダウンロードできるため、ダウンロード後、対象商品データを記載してアップロードしてください。

 

楽天CPA広告(効果保証型広告)の運用効果を高めるための重要なポイント

 

続いては、楽天CPA広告(効果保証型広告)の運用効果を高めるための重要なポイントに関してです。

ここでは、以下3つについて解説していきます。

 

【楽天CPA広告運用のポイント①】利益率の高い商品を出稿する

 

まず1つ目は、「利益率の高い商品を出稿する」です。

 

楽天CPA広告(効果保証型広告)は、配信設定や仕組み自体は非常にシンプルな反面、細か設定やセグメントができないというデメリットがあります。

また、運用成績はROAS500%で固定となるため、広告配信の対象商品は、できるだけ利益率の高い商品に絞って露出をかけていくことを推奨します。

 

【楽天CPA広告運用のポイント②】商品画像1は魅力的な画像に

 

続いて2つ目は、「商品画像1は魅力的な画像に」です。

 

楽天CPA広告(効果保証型広告)では、仕組み上、広告クリエイティブは強制的に「商品画像1(サムネイル画像)」になるため、広告対象商品の「商品画像1」のクオリティは広告成果に直結した非常に重要なポイントです。

具体的には、例えば、ユーザーに対して訴求力のあるテキスト要素を盛り込み、商品の魅力が正しく伝わるような努力が必要です。

 

しかし、「商品画像1」はメイン画像の1枚目にあたり、楽天市場が定めるガイドラインが強く影響するため、画像作成に際しては改めてしっかりと確認するようにしましょう。

 

【楽天CPA広告運用のポイント③】市場内イベント開催時に配信する

 

続いて3つ目は、「市場内イベント開催時に配信する」です。

 

ワンダフルデー・5のつく日・0のつく日・お買い物マラソンなど、楽天市場内でイベントが開催されるタイミングでは、楽天会員ユーザーの購入意欲は劇的に高まります。

楽天CPA広告(効果保証型広告)も、購入意欲の高まりの後押しで転換率も向上する傾向にある、そんな市場内イベントの開催時に配信を強化すれば、商品購入に至る可能性もグッと高まります。

 

広告配信時には除外設定なども上手く活用し、利益率の高い商品に絞った広告配信を心がければ、より良い成果につながるでしょう。

 

楽天CPA広告(効果保証型広告)の運用していく上での注意点

 

続いては、楽天CPA広告(効果保証型広告)の運用していく上での注意点に関してです。

ここでは、以下3つについて解説していきます。

 

【楽天CPA広告運用の注意点①】低利益商品の除外設定を忘れない

 

まず1つ目は、「低利益商品の除外設定を忘れない」です。

 

楽天CPA広告(効果保証型広告)で利益率の低い商品を配信してしまうと、売れたとしても残る利益がかなり少なくなる、最悪の場合、赤字になる可能性もあります。

店舗にとって売上や販売実績も大切ですが、楽天CPA広告(効果保証型広告)の運用では利益率の維持は重要なポイントのため、利益率の低い商品は除外設定を必ず行いましょう。

 

【楽天CPA広告運用の注意点②】広告予算上限は設定できない

 

続いて2つ目は、「広告予算上限は設定できない」です。

 

楽天CPA広告(効果保証型広告)は、広告予算上限が設定できないため、その点では適切な広告予算管理が難しい側面があります。

使用可能な広告予算はいつも明確にしておくことを忘れず、その上で利益率の低い商品の除外設定を適切に行うことが重要です。

 

【楽天CPA広告運用の注意点③】広告の配信先は指定できない

 

続いて3つ目は、「広告の配信先は指定できない」です。

 

楽天CPA広告(効果保証型広告)は、広告の配信先は指定できないことにも注意が必要です。

楽天CPA広告(効果保証型広告)では、楽天側のシステムによって自動的に商品が選定され、また、配信も楽天側のシステムによって自動的に行われます。

 

そのため、この広告は幅広いユーザーにアプローチできる一方、店舗側が求める特定のセグメントやターゲットに的を絞った企画等には向いていません。

楽天CPA広告(効果保証型広告)を運用する上では、狭く深い戦略ではなく、広く浅い戦略にマッチした商品を中心に露出していきましょう。

 

【補足】楽天市場内の楽天CPA広告(効果保証型広告)以外の運用型広告について

 

楽天市場には、楽天CPA広告(効果保証型広告)以外にも沢山の運用型広告が存在します。

楽天市場内のその他の運用型広告について、参考までにぜひこちらもチェックしてください。

 

楽天RPP広告(検索連動型広告)

 

 

クーポンアドバンス広告(運用型クーポン広告)

 

 

TDA広告(ターゲティングディスプレイ広告)

 

 

RPPエクスパンション(RPP-EXP)

 

 

TDAエクスパンション(TDA-EXP)

 

 

【まとめ】楽天CPA広告とは?メリットやデメリットから運用のコツまで詳細に解説

 

楽天CPA広告(効果保証型広告)は、小規模店舗から有名店や上位店舗まで、どの店舗にとっても、売上アップのためには非常に重要な広告ツールであることがご理解いただけたのではないでしょうか。

 

今後もらく部では、日本全国の楽天市場ビジネスに従事されていらっしゃる皆さまのお役に立つ情報をお届けしていきます。

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以上、

 

楽天CPA広告とは?メリットやデメリットから運用のコツまで詳細に解説

 

と題しまして、楽天市場内の運用型広告である楽天CPA広告(効果保証型広告)について、楽天市場専門ECコンサルタントの見地から解説させていただきました。

コメント

  1. […] 楽天CPA広告とは?メリットやデメリットから運用のコツまで詳細に解説 楽天CPA広告(効果保証型広告)の性質や使い方がいまいちよく分からないというお声は、普段から楽天店舗向けのコ […]

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